看護師と介護福祉士では患者さん・利用者さんとのコミュニケーションの量に違いはありますか?またコミュニケーションに力をいれたいとしたらどちらがいいとかありますか?
※コミュニケーションには医療的な会話も趣味などの日常生活の会話も含めてもらえると嬉しいです!
コミュニケーションの量だけを考えたら、断然、介護福祉士でしょう。
生活に密着した事柄が中心です。又、世間話や挨拶を心地よくできる接遇も必要です。
お互いに心地いいコミュニケーションや関係が気づけることが大切。
それに対して、看護師のコミュニケーションは複雑な内容についてが多いです。
疾患や治療について、相手の理解度に合わせて話をします。
患者さんが必要としているノウハウをかみ砕いて説明したり、
患者さんがあまり言いたくないことをどうやって引き出すか考えます。
かなり「戦略」が必要なコミュニケーションです。
コミュニケーションを図りながらサポートをしたいという気持ちが強ければ介護福祉士のほうが向いているということでしょうか?
介護福祉士でも看護師でも働く場所によって会話内容が異なります。
患者さん(利用者さん)の社会背景や知能レベル、どれくらいの年齢か、などなど。。
介護福祉士の出会う人は障害や疾病を持って生活している人です。
自己主張もはっきりある働きざかりの年代の大人もいれば、
認知症で意思疎通も大変なお年寄り、もしかしたら障害のあるこどもまで色々。。
サポートって具体的には「足りないところを補う」んです。
身体的に大変なことがあるなら装具を使って、介助して。
コミュニケーションも色んな方法がありますよ。
紙に書く・文字盤・ジェスチャー・PCやスマホを使う等。。
表情とともに、言葉が発せられた状況も考慮して
「感じ」て「察する」ことも大切です。
簡単な話題といえど、なかなか高度な技術が必要なことなんですよ。
看護師も介護福祉士も基本的に処置があります。
その処置につなげるためにコミュニケーションを取る、という側面があります。
看護師は手術室や内視鏡室に配属されれば処置メインでコミュニケーションは少なめですし、精神科であればコミュニケーションの質が全く変わります。
介護福祉士もコミュニケーションは必須ではありません。事務的にしか話さない方もいますし、それでも業務は成立します。
コミュニケーションしながらというならば、看護師や介護福祉士よりもソーシャルワーカーや社会福祉士、精神保健福祉士などの方がコミュニケーションが支援に直結すると思います。
後は理学療法士や作業療法士、言語療法士等もコミュニケーションを取った上で計画やリハビリを実施するのでコミュニケーションに重きを置くと思います。
私の感想としてはコミュニケーションは看護師も介護福祉士も大事ですが、コミュニケーションスキルを活かして仕事したいなら看護師や介護福祉士で無くても良いのではないかという事です。
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