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108回看護師国家試験の合格率について

<2019年05月05日 受信>
件名:108回看護師国家試験の合格率について
投稿者:清子さん

108回看護師国家試験の合格率について。89、3%と107回看護師国家試験より合格率、低下したけど正当率70%以下の問題が少なかったですね。それなのに何故、合格率が低下するのか理解できません。現役生は94、7%、既卒生は107回より低下したと聞きました。

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No.1
<2019年05月05日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

正当率70%以下の問題の多さ(=難問の割合)と合格率とは直接連動するわけではありません。
あまりに正答率が低い問題は不適切問題とされて調整もかかりますし、合格率というのはけっきょくのところ受験者の得点分布に対して合否の境であるボーダーラインをどこに置くかで決まるものです。

107回 合格率91.0%(新卒96.3%)
     必修問題 39点以上/48点 一般状況154点以上/247点 
     ※採点除外4問、不正解者のみ採点除外6問
     ※必修問題の一部を採点対象から除外された受験者にあっては必修問題の得点について、
     38点以上/47点、37点以上/46点、36点以上/45点、36点以上/44点、35点以上/43点
     又は34点以上/42点とする。

108回 合格率89.3%(新卒94.7%)
     必修問題 40点以上/49点 一般状況155点以上/250点 
     ※採点除外1問、複数選択肢を正解とするもの2問

107回と108回を比較したとき、ボーダーラインの点数は大きく変わりません。得点分布が正規分布グラフだとすれば、107回のほうがグラフの中心がやや右寄り(平均点が高め)ということになるでしょう。
しかし着目すべきは採点除外による得点調整のかかった問題の数です。107回では異例の多さの10問(過去10年で最多)でした。107回では皆が同じ難問(正解が絞りにくい問題)を間違いやすく、調整による救済が増えたのに対し、108回では難問が少なかったからこそ各人が間違った箇所がばらけて運命を分けたといえるかもしれません。


No.2
<2019年05月20日 受信>
件名:無題
投稿者:匿名

最初から「○点以上が合格」と決まっている試験なら、問題が易しければ合格者が増え、合格率があがるのはあたりまえです。

でも看護師国家試験は、採点結果が出てから厚労省が合格基準点を決めます。全体的なでき具合や、新人看護師の需要数などにあわせたさじ加減によって基準点と合格率が変わるわけです。
「需要と供給」という要素が絡むのが学校の試験とは違うところです。

106回がいい例ですが、難易度が高かったのに合わせて合格基準点も大幅に下がり、全体の合格率は88.5%、新卒だけなら94.3%という、例年とあまり変わらない(90パーセント前後の)合格率を維持しました。
合格者数でいえば、104回が5万4800人、105回・106回がほぼ同じ5万5500人、107回が5万8600人、108回が5万6700人という推移です。

そう考えると、今回の108回では、この程度の新人数を確保したいというラインが89%のところだったということではないでしょうか。厚労省としては、それ以上合格人数を増やす必要性があるとは判断しなかったのでしょう。

 
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