こんにちは。正看をとるタイミングについて相談です。
現在、慢性期の病院で助手をしながら奨学金を出してきただき、准看の学校に通っています。
無事に准看を取得すると30になります。
そのまま進学コースにすすむべきでしょうか。
しかし仮に准看学校卒業後そのまま進学コースに進むとお礼奉公が6年とかなり長くなってしまい、30後半までずっと慢性期にいないとならなくなります。
准看取得後、進学せずお礼奉公開始すると33歳で転職なり進学ができるようになります。
慢性期はあまり技術が習得できず他では通用しなくなると聞きます。
ならば准看護師として3年間お礼奉公をし、転職なり進学なりしようかなと思うのですが
早い段階で正看をとりたい気持ちもあります。どちらが良いのでしょうか。
まず、看護師としてどういう分野でどういう働き方がしたいのかをよく考えるべきだと思います。
「慢性期はあまり技術が習得できず他では通用しなくなる」というのはあくまで一般論で、慢性期を経験後に急性期に異動・転職する人もいますし、そのまま慢性期や精神科、施設などで働くなら慢性期で学べることをみっちり学べばまったく通用しないということはありません。
総合病院だと新卒でも慢性期や精神科やマイナー診療科に配属される人は一定数いますし、その人たちが全員使い物にならないダメ看護師コースとして選別されたのかと言えばそれは当然違います。
また、年齢にかかわらず、准看が採用してもらえる職場というのがある程度限られてしまう現実もあります。バリバリの急性期病院は准看自体を採用しません。
A)進学コース2年、正看として慢性期お礼奉公6年、経験者として38歳で転職。
B)准看のまま慢性期でお礼奉公3年、33歳で転職。
C)准看のまま慢性期でお礼奉公3年、33歳で進学、36歳で正看新卒として就職。
Bだといきなり急性期への転職は困難です。
急性期が目標ならAかC。やる気しだいかと思います。
病院奨学金を受けないと経済的に進学できないのならAやむなし。お礼奉公期間に進学費用を貯められるならC。ある程度の年齢で慢性期のペースに長く慣れてしまった人よりは、Cで正看新卒採用をねらうほうがやや印象が良いかもしれませんし、新卒枠のほうが教育はしっかり受けられそうです。
病院によっては就職時35歳までなどの年齢制限がある場合もありますが、最近は40歳までに制限を引き上げたところも結構見かけます。30代ならまだチャンスはじゅうぶんありますので、自分の目指すものや経済的条件をよくお考えになってみてください。
いまの病院での働きやすさや福利厚生などによっては、そのまま働き続けるという選択肢もあるかと思います。
進学コースは閉校が相次いでいるので、もしも通える範囲に進学コースがあるなら絶対そのまま進学した方がいいですよ。迷わず行った方がいいです。
お二人のかた、ご回答ありがとうございます。
正直、自分が進みたい分野はまだ曖昧なので、早めに固めた上で、進学をどうするか考えたいと思います。
ありがとうございました!
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