私は新設の看護大学の一期生です。それで今基礎看護学Ⅱの実習中なのですが、初めて受け持ち患者さんを持ち、情報収集し、アセスメント、分析し、看護問題を抽出するところまで来ました。
わたしは、この看護過程のアセスメントの分析が、できなくて、先に進めません。
本当に患者さんのことを考えても、問題があり過ぎて何をどうアセスメント分析すればいいのかわかりません。
こんなんでは、看護師に向いていないと、落胆しているところです。何かアドバイスあれば看護過程について教えてください。
私も現在基礎実習中で、記録と自己学習で気持ちも頭も手一杯な日々です。
あやじさんの内容を読ませて頂いて、こころが折れそうな気持が大変わかります。
お悩みになっている事は「問題があり過ぎて、分析ができない。」と言う事ですが。
分析は恐らくマズローやヘンダーソン(ナイチンゲールでも良いのでしょうか)で
例えば「足に浮腫がある」と言う問題に対して、どう看護につなげるか。
看護は「損傷しやすい状態なので保護を~」とか「緩和の為に足浴を~」とか
自分が「問題(看護課題)に対してどんな「看護」をしたいか。
問題が多いのであれば、看護につながるもの、自分がしたい事に着目しては
と、私なりに思いました。
更に加えるなら、患者さんのニードが最優先となるはずです。
そして基本的にそれらは生理的欲求から最優先となるはずです。
ここまでくれば大分と絞れるのではないかと思います。
同じ学生なので参考になるかはわかりませんが、お互い頑張りましょう。
分析が苦手でもしっかり看護ができれば私は立派な看護師ではないかと思います。
患者さんが何に困ってるか、を看護師として…と固く考えず人として考えてみてください。
お風呂入れてるかな。ごはん、食べれてるかな。薬飲めてるかな。お家帰ってからお薬は自分で飲めるかな。日常生活で困ることはないかな。説明しとかないと、入院以前の生活と変えないといけなくて困る部分はないかな。
保清もお風呂だけが保清じゃないですよ。爪切りも手洗いも足湯も全部全部保清です。
もう一回考えてみよう!
自分で問題抽出しているのなら、その問題を1つずつアセスメントすればいいのでは?問題が10個有るなら、10個アセスメントすべきでは?
問題がありすぎて困ることはないでしょ?看護師に向いてないと落胆するのならそれまででは?自分で頑張る、踏ん張っていく気持ちがないとすぐに折れますよ。
1年生でアセスメントできてたら、2年3年の実習いらないですよ。
あなたが特別できないわけでなく、普通です。
まずはデータや検査所見から、その患者さんの状態を導き出します。
循環器で例えるなら、心エコー、胸部レントゲン、心電図、採血(トロポニンT、CPK、BNP他)、などなど。
医師の記録も参照。(疾患や科によってここは全然違ってくるので、各種参考書参照。学校の図書館などにあります)
そして患者さんの「身体的」問題を抽出する。今、どんな治療が必要とされているのか、退院するにはどこをどう改善すればいいのか、退院したあとは自立して生活できるのか、介護等が必要か。ひとつずつ洗い出す。
この作業は根気がいります。
それから患者さんの意思、価値観、社会的背景、キーパーソンなどなど分析していきます。
私は学生の頃、まずは患者さんの思いばかり寄り添おうとしていました。
それはとても大切なことであったと思います。でもそれだけじゃ看護師という医療者じゃないんですよね。
患者さんの思いは大切、だけど身体的な状態を分析して、退院に導くことも大切な仕事です。
私の弱点はそこでした。
社会人になってわかりました…遅いですが。
教科書だけではアセスメントできないので、まずは患者さんの疾患について深く知れるよう図書館に通い、何冊か本を借りましょう。
実習が終わりを迎えようとしています。みなさんの回答を読んで、なるべく患者さんに寄り添い、問題を1つ1つ患者のニード、病態、セルフケア不足の状態…と多くの視点から分析することを意識しました。
実習先の看護師さんには、苦手意識が先行して思い込みでできないと思っていては、前に進めない。今は初めて患者さんを受け持つわけだから、できなくて当然と言われました。
みなさんのお言葉と、看護師さんに言っていただいたことを受け止め、まず、看護師になりたいという気持ちを忘れず、患者さんに寄り添って患者さんに何が必要なのかよく考えたら、今はなんだか色々ケアをしたいと思い、頑張れそうです。
看護計画は不十分だけど、色々実施し、1つ1つ学んで行きます。同じ学生の回答者の方々、一緒に頑張りましょう。本当にありがとうございました。
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