最近、実習を落としてしまいました。先生から、評価として、看護過程を見ると勉強をたくさんしていると感じました。イチゲルゲさんが実習を落としてしまった理由は、勉強ではなく、患者さんの気持ちを捉えていないことです、と言われました。確かに、患者さんと話をしていても、何も思わない場面は多々あります。先生が、私のことで一番気になったのは、患者さんがつらい治療をしているにも関わらず、声かけも「大変ですね」など気持ちを捉えられていないような、どこか素っ気ない言葉をかけてしまっているところだと思います。どうすれば、患者さんの思いを捉えられるんでしょうか?どのようなところから、気持ちを察することができるんでしょうか?
難しいですね。もし自分がその病気になって、その治療を受けていたら?と考えてみては。見た目に出ない辛さも多いですよね。自分が風邪やケガした時のことを思い出してみるとか。
上手く声かけ出来ない時は相手の発言を反復して会話するという方法もあります。
あって間もない相手の気持ちを察するというのはとても難しいことです。
相手の気持ちを察する、思いをとらえるというのは言うだけなら簡単なのですが、実際は学生がそうそうできることではないと思います。だったらどうするかですが、そこはもう患者さんに聞いてみるしかないと思います。当然デリケートな話も含まれてくるでしょうから慎重にならなければいけないし、話し方も気を付けなければいけません。
辛い治療をしているのであれば、「どんなことが一番つらいですか?」とか、「なにかできなくて困っているようなことはありますか?」など少し深く掘り下げて話を聞いてみることが必要かもしれませんし、「辛い治療を頑張っていますね」「辛いときは我慢せずに言ってくださいね」などといった労いや相手を気にかけているような声掛けをすればよかったかなと思います。
「大変ですね」だけだと、え、終わり?話を聞くだけで労わってもくれないし何もしてくれないの?ってなっちゃいませんか?
相手の気持ちがわからないのであれば、もし自分がこの人と同じ立場になったらどんな事が辛いだろうか、看護師さんには何をしてほしいだろうか、自分の思いに対してどんな反応を返してほしいだろうかということを考えてみればいいと思います。
相手に興味を持つこと。
もし、自分が同じ立場だったら、どんな声かけをしてもらいたいのか、自分に置き換えて考えてみること。
相手の話を聞いたり、共感できるような、話し方、聞き方の本が、本屋にたくさん並んでいるので、参考にするのもいいと思います。
アスペルガー、ADHDなどの発達障害から、相手の気持ちがわからないこともありますよ。比較的、勉強はできると言われていたけど、実習や働き出すと、全然仕事ができない人が多いです。
親の虐待から、相手の気持ちを理解できない人になることもあります。虐待は、身体的な暴力ではなくて、子供の気持ちを無視して、自分の考えを押し付けたりするような親などが原因です。
自分を追い込まないで、もし、このような発達障害が原因であれば、自分を責めないでくださいね。
アスペルガーやADHD、虐待をされた子供の特徴などを調べて、もし自分に当てはまる事があれば、その発達障害に合わせた適切な対応をしましょう。
あなたの学年や実習の内容がわかりませんので、具体的なアドバイスが出来るかわかりません(^_^;)
気になったのは「大変ですね」をどんな場面で、患者さんとのどんな会話の流れで言ったのか…です。
あなたはどんな思いで言ったのでしょうか?
教員には素っ気なく見えたとのことですが、模範的な看護はどのようなものであったのかは聞いてみましたか?
患者さんの心に寄り添うことは言葉で言うほど簡単なことではありません。
病態生理などの理論的な理解は出来ているようですから、それを踏まえて患者さんが、どのような苦痛や不安を感じているのか、自分に置き換えて想像してみましょう(*^^*)
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