慢性硬膜下血腫の患者で、自宅で意識レベル低下・けいれん発作出現により救急搬送され、緊急手術実施。両側穿頭術後、閉鎖式硬膜下ドレーン挿入した患者。
Ope帰室時、硬膜下ドレーンバックのクランプ解放されており、通気ルートが血液汚染しており、右側硬膜下ドレーンバッククランプの指示あり。左側硬膜下ドレーンも同様にクランプ継続の指示があり経過。術後、右側のみ排液であり左側排液なし。
Drへ上記の報告確認実施。
次勤務帯に上位医師来棟し、右側硬膜下ドレーンバッグ交換。上位医師の指示にて、両側硬膜下ドレーンバッグ解放の指示あり。両側排液あり。
同勤務帯にて、上位医師へクランプは閉塞なのか解放がいいのか確認するとどちらでもよいとのこと。
脳外科参考書には、硬膜下血腫は皮膜内にあり、脳圧や体位にてドレナージを行うものであり、閉鎖式ドレーンを挿入するとの記載あり。脳脊髄液交流がない場合は、オーバードレナージはおこらないとの記載もあり。
結局のところ、排液バックのクランプはどうするべきであったのでしょうか?
医師のどちらでもいいという指示はおかしいですよね。もっと突っ込んで、どちらでもいいっていうのが困る!、解放ですか、クランプですかと、はっきり確認しないと私達にとっても患者さんにとってもよくないですよ?
あと、どれくらい出たらクランプするとか、そのあたりも指示をもらうといいと思います。
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