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臓器移植後の急性拒絶反応について(国試)

<2013年05月08日 受信>
件名:臓器移植後の急性拒絶反応について(国試)
投稿者:ゆらり

国試の問題で免疫系のことについての質問です

臓器移植後の急性拒絶反応について正しいのはどれか

1.キラーT細胞が標的細胞を攻撃する

2.マクロファージが提示した抗原に対してB細胞がIgEを産生する

3.補体が活性化する

4.可溶性抗原にIgGが結合している


免疫系が苦手でイマイチ教科書を読んでも理解ができませんでした。よろしければ解説お願いします。

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No.1
<2013年05月09日 受信>
件名:解説になってるかどうか分かりませんが…
投稿者:Suzy

>> 1.キラーT細胞が標的細胞を攻撃する
  →抗原と反応したキラーT細胞(感作T細胞とも)からマクロファージが活性化する因子が遊離され、
   周囲の組織を傷害する免疫システム。免疫グロブリンがからまない細胞性免疫。
   移植免疫もこれに属する。
   類似反応:薬物アレルギーやツベルクリン反応などのⅣ型アレルギー


>> 2.マクロファージが提示した抗原に対してB細胞がIgEを産生する
  →IgE(免疫グロブリンの一種)が肥満細胞や白血球に結合し、そこにマクロファージが提示した
   抗原が結びつくことで、ヒスタミンやセロトニンを放出する。液性免疫の一つ。
   花粉症、アトピー性皮膚炎、アナフィラキシーショックなどのⅠ型アレルギーの成因となる。


>> 3.補体が活性化
  →抗原・抗体・補体などが互いに結合した免疫複合体が形成され、血流にのって身体の各部に
   移動して その周囲の細胞を傷つける液性免疫反応。
   傷害部位が限られるものをアルザス型反応、全身におよぶものを血清病という。
   Ⅲ型アレルギーと呼ばれ、全身性エリトマトーデスや急性糸球体腎炎などが疾患例。


>> 4.可溶性抗原にIgGが結合している
  →IgG(免疫グロブリンの一種)が抗原を有した細胞と結合し、それを認識した白血球が細胞を
   破壊する液性免疫反応。 
   Ⅱ型アレルギーと呼ばれ、B型・C型肝炎などのウイルス性肝炎やペニシリンアレルギーも
   この反応が基となる疾患例。


ちなみに正解は1…で、合ってますでしょうか?(^^;)


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