現在ホスピス病棟にて実習中の看護学生です。
末期癌により全身が衰弱し意識障害がある(コミュニケーションは一切お取りすることが出来ない状態です)患者様に合致する看護診断が思いつきません。
現在の援助としては保清、整容をはじめ、末梢冷感を一時的に緩和する援助、患者様が信仰している宗教的な関わりを実践するといったところです。
援助内容はご家族様のご意向も取り入れた上で実施しておりますが、教員や指導者からはアドバイスも頂けず他にも何かするべきなのかどうかもわからなくなってきました。
以上となりますが、援助内容との妥当性も踏まえた診断についてアドバイスを頂ければ幸いです。
宜しくお願いします。
『痛み』については医師は何か対策を取られていませんか?たとえ意識がなくても、あまりに苦しい様子があれば医師に伝えると、麻薬などの使用の指示が出る場合があります。そうであればそれに対する看護が必要になると思いますが。御存知でしょうが『観察』も大事な看護ですので。
他は、全身状態の観察やインアウト、せん妄など、本に乗っていることで患者さんに必要なことは何かを考えられたら、自然と絞れてくる気がします。
保清ケアをするにしても、実施する時間帯や方法もその度にアセスメントして、一番効果的になるように展開していけばよいと思います。清潔を目的にしたケアとリラクゼーションを目的としたケアではアセスメントが違ってきます。
また、家族の心のケアもあげられると思いますが少し難しいかもしれません。
何を持ってくるのかは看護観の違いだと思います。
実習頑張ってくださいね。
終末期の看護診断は難しいですよね。
終末期に限らず、どんなものでも「安楽に、よりよい生活」のためにどんな援助が出来るのかが大切だと思います。
疼痛コントロールはどうか、疼痛だけではなく、その人にとっての苦痛ってなんなのか。
本人から聞けない以上、家族からその人の生活背景を捉えて、苦痛を想像することも大切だと思います。
自分もまだ学生ですが、いままで終末期の人を見る限りでは、聴力はやはり亡くなる直前まであると思います。
だからこそ、意識障害があるとしても声かけ一つとっても看護の一部なのではないかと思います。
室内にいると季節を感じることができないので、外の話しをしたりなど返事が返ってこなくても話しかけるようには自分の時はしてました。
あと、自分が気にしていたことは、家族の悲嘆作業についてです。家族がどのように捉えているかはわかりませんが、多くの家族は「なにかしてあげたい」と思っているのではないかと思います。
亡くなったあとは「なにもできなかった」と思ってもらわないために、一緒に援助をしたりなど立案するのもいいのではないでしょうか?
当然、家族は不安に感じていることがあると思います。その不安を少しでも聴くことができる、ということも大切なのではないかと思います。
常に家族が病院にいるわけではないので、いない時の様子や今日はどんなことをしたのか。など説明することも家族の不安を取り除く方法の一つではないかと思います。
どんな方法が良いかは、対象に合わせて立案する必要があると思います。
お二方とも貴重なご意見を賜り本当一日に感謝しておりす。
実習中に患者様はお亡くなりになられたのですが、ご家族からは色々して下さってと感謝の言葉を頂けました。
終末期では何が出来るのか何をしたらいいのか迷うことばかりでした。患者様とご家族に感謝すると共に今後も精進していきたいと思います。
本当にありがとうございました。
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