はじめまして、私は看護大学に通う4年生です。
6月に総合実習があり、呼吸器内科・外科へ行くこととなりました。
うちの大学は先生がテーマを生徒に割り振るような形で実習テーマを決め実習内容や方法を自分で考えます。
そこで私に割り振られたのががん看護・・・
私自身、あまりがん看護に対して興味がないためか、「がん看護を通して何を学ぶか」と「実習目的」が決められません
がんはどの領域においても入ってくるような疾患ですし、この実習でしっかり学びたいのですが・・・行き詰ってます。
ぜひアドバイスをお願いします!!
大学病院で働く6年目の看護師です。
私もまだまだ未熟で素敵なアドバイスとは行かないかもしれませんが、
学生さんの実習で印象に残ったことがありましたので
コメントさせていただきます。
がん看護での特殊性は精神的ケアになると思います。
現在死亡原因の1位であるがんを患った患者様には、死んでしまうのではないか、怖い、どうしたらいいかわからない、など様々な思いを抱くかと思います。
とっきーさんが、今「あなたはがんです」と言われたらどう思いますか?
その気持ちを想像してみてください。漠然とした不安に駆られると思います。
もちろん、その方の年齢や、生活背景でも捉え方は変わってくるかと思いますが…。
担当になった患者さんと会話をしていく中で、信頼関係を築けたらぜひ、病気についてどう考えているか、不安はないか、聞いてあげてください。
20代前半でがんの患者様に学生が担当していたときがありました。
その方に、医師より告知を行った時、その告知が終わった後に彼女は、どの看護師でもなく、担当の学生と話がしたいといってきました。
受け持っていた学生の子は泣きながら話を聞くだけしかできなかったと評価をしていましたが、その患者様にとっては話を聞いてもらいたいと思うのは学生だった。それまでの信頼関係が築いたものだったと思います。どの看護師よりも素敵な信頼関係を築けていたのではないかと思い、私も見習わなくてはいけない、と再確認しました。
本来なら看護師がこの立場にいなくてはならないのですが、業務に追われて患者様の話をゆっくり聞くということが難しい現状です。
学生さんなら時間の許す限り寄り添ってあげられるのではないかと思います。
脈略なく話してしまいましたが、看護師にできなくて学生さんにできることもあるということを知ってほしかったのです。
がん看護は幅広く、勉強する部分も膨大になるかと思います。精神的ケアに関しては患者様の個別性(あまり自分のことを話してくれない人など)もありすべてにおいてうまいくいくとは限りません。それは看護師となった今でもこの先もずっと悩んでいくことだと思います。ただ学生としていい経験にはなると思います。
あまりよいアドバイスになっていないかもしれませんが参考にしていただけたら幸いです。
ちなみに、呼吸器内科・外科とのことですので、年齢背景は高齢者、性別は男性が多いかと思います。外科もあるとのことですので、手術をされる方を担当する可能性もありますが、肺癌に関しては進行してから発見されることが多く、手術を受けられない方がほとんどです。その背景も考慮して考えていければいいと思います。
自分の死生観も考えさせられる実習になると思います。がんばってください。
痛みの緩和 死の需要過程ごとの対応 家族のサポート。教材で勉強して下さい
内科と外科があるということは急性期から終末期までいろいろ、ということでしょうか。
がんかもしれない。
精密検査をするって。痛いんだろうか。
のどの麻酔だけだって。嫌だなあ、全身麻酔にしてほしいよ。
がんだとわかった。
ああ、やっぱり。いや、ありえない。これはきっと夢だ。
手術をするって。
手術で全部とりきれるのだろうか。だめだったらどうしよう。
どんな手術なんだろう。手術中に死んじゃったらどうしよう。
家族になんて言おう。会社になんて言おう。本人になんて言おう。
手術で取り切れなかった。これから抗がん剤をやらなくちゃいけない。
髪の毛抜けた。気持ち悪くてご飯が食べられない。こんなときに風邪でもひいたらどうしよう。
抗がん剤は効いているんだろうか。
どんなに痛いことや辛い治療でも、治るんなら我慢しよう。がんばろう。
友達がルルドの水を送ってきてくれた。
あの温泉ががんに効くらしい。
民間療法でも何でもいいからすがりたい。奇跡が起きて欲しい。夢でありたい。
抗がん剤で少しは小さくなったみたいだけど、放射線もやらなくちゃいけないらしい。
転移がみつかった。どうも骨に転移しているらしい。脳に転移しているらしい。
息が苦しい。うまく歩けない。頭が痛い。
でもタバコはやめたくない。それなら死んだほうがましだ。どうせ死ぬんだ。
会社をクビになってしまった。
このまま死んだら家族はどうなるんだろう。子供はどうなるんだろう。
誰にも気付かれずに死ぬんだろうか。
学校はどうなっているだろう。友達はどうだろう。
あとどのくらい生きられるんだろうか。
何かやり残したことはないだろうか。
苦しくてしょうがない。息が苦しい。胸が苦しい。腰が痛い。頭が痛い。うまく歩けない。イライラする。なんだか自分が自分じゃないみたいだ。
来年はこの桜も見ることはないんだろうか。
一回でもいいから家に帰りたい。家族には迷惑かかると思うけれど。
どうせなら家で死にたい。
胸に水が溜まっているといわれた。水を抜いた。すごく痛かったけどすこし楽になった。
でもすぐに苦しくなった。もうだめだ、きっと。
もう歩けない。毎日寝たきりの生活だ。こんな状態で生きているなんて辛い。
いっそのこと殺してほしい。
苦しい。苦しい。
こんなに本人が苦しがっているのだから、最期は苦しくないようにして欲しい。
でもそうするともう話はできなくなるんですね。
でも仕方ありません。本人が苦しくないように寝かせてあげてください。
なんでもっと早く気がつかなかったんだろう。
あのときちゃんと病院に行くようにもっときつく言えばよかった。
毎日お見舞いに来て、もうくたくた。限界。お金もないし、どうしよう。
お見舞いに来てもなんにもしてあげられない。
せめて冷たいお水を飲ませてあげたい。アイスを食べさせてあげたい。
先生が今のうちに会わせたい人がいたら連絡してくださいって。
さっき看護師さんから電話があって、来てくださいって。
総合実習なのだから、今まで学習したことを総合するんです。
なんとかのなんとかモデルとか、なんとか期の看護、とか。
ね?たくさん考えることがあると思いますよ。
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